愛知県名古屋市のFOX 日本総輸入元・総販売元フォックスウィンズ株式会社です。

FOX-WINDS.FOX-WINDS.

10:00〜18:00 木.日.祝日除く

TEL:052-762-8092

 

ご案内

ご挨拶

 バスーンの演奏の楽しさの1つは、他の楽器にはない広い音域を演奏できることです。そのためには楽器自体の音程が正確に出せるように、管体が完璧に設計されている必要があります。それには、1オクターブの基本倍音を音響学的に確立させ、そしてそれを4オクターブに広げる設計をします。一見簡単なように見えるこの設計・開発は、非常に困難なものです。現在、世界中のバスーンでほぼ完成されているのはFOXのバスーンが挙げられるでしょう。そんなFOXのバスーンで正しい指使いで演奏をすれば、音程が合わないというような悩みからきっと解放されます。そうすれば安心してバスーン特有の豊富なキャラクター、音色と音質を変化させて演奏に没頭できることでしょう。

フオックスウインズ株式会社 代表取締役 中西祥之

中西祥之 経歴

FOX 桂冠アーティスト。

14歳より、モーツァルト ヴィヴァルディ協奏曲にてデビュー。
桐朋学園音楽大学卒業後、1968年 日本フィルハーモニー交響楽団入団。後に渡米、インディアナ大学院にてL.Sharrow氏に師事し、助手として指導にも当たる。その頃FOXバスーンに出会い、音程の確かさに感銘を受ける。
1972年よりLSOカナダ主席奏者の後、ニューヨークにて演奏。
1975年より、当時新設であった名古屋フィルハーモニー交響楽団に招かれる。
1982年 ロンドンにてデビュー。ジョリべ、モーツァルト、ウェーバー、ヴィヴァルディ、シュターミッツ、外山雄三協奏曲(ジョリべと外山作品は英国初演)をLondon Mozart Playerとリサイタルを行い英国タイムズ紙等で高い評価を受けた。
現在EMI、ASVレーヴェルでのモーツァルト等のバスーン協奏曲集CDは世界中で発売されている。

フォックスの歴史

 フォックスバスーンの最初の開発者ヒューゴ・フォックスはシカゴ交響楽団の首席奏者として約27年(1922〜49年)在籍しました。その名演奏家が豊富な経験を生かして、難しいダブルリード楽器を誰もが簡単に演奏できるように研究・製作を経て作り変えたのがフォックスバスーンです。1951年11月に第1号フォックスバスーン誕生以降現在に至るまで、誰もがやさしく正確に演奏できるオリジナルな楽器を、より高度な芸術的表現の可能な楽器に完成させてきました。
 1960年よりアラン・フォックスに受け継がれてからは、全米から多くの優秀な技術者を集め、本格的なバスーンの開発に着手しました。1970年にはコントラバスーンを製作し、1973年には日本人のための楽器開発やヨーロッパへの出荷を、そして1974年にはオーボエ、続いてイングリッシュホルンを出荷を開始しました。創立以来ヒューゴ・フオックスの音楽芸術に対する基本理念と製作者としての哲学を受け継ぎ、さらなる探究心の上に地道な努力を重ねています。
 現在ではトニー・スターキーの元、年間約2500本もの楽器を製作する大工場を稼働させています。

アメリカの工場では

 FOX工場では、日本だけでなくさまざまな国に向けて最適な楽器製作を進めています。国ごとに身体や手の大きさによって、キーや管の太さに違いがあるのと同様に、音の嗜好や種類、ピッチの設定、音程感覚にも違いがあります。FOXでは各国の音色の好みだけでなく気候、気温、湿度など多大なリサーチのうえでその国に最適な楽器を製作しています。
 例えば、木の種類や使用する部分の材質を選定し、オイル・ラッカーの塗り方、キーの材質やメッキの種類、フィンガーホールとキーとの間隔や高さ・形状等まで、緻密に設定しています。
 このようにアメリカ合衆国・インディアナ州サウスウィットリーにある大工場では、確かな技術を持つ優秀な職人たちが充分な時間をかけて、一本一本念入りに製作・調整しています。あなたがこの楽器を手にした時、きっとFOXの思想とそのフィーリングを感じていただけることでしょう♫

フオックスウインズの役割

日本人にぴったりと寄り添うバスーン

 弊社は常に日本の皆さまの需要に合うバスーンをアメリカの工場とともに開発・完成させてまいりました。バスーンは外形上ではどのメーカーでも同じもののように見えます。しかし実際にはキーの形状一つを見ても全く違うのです。手の小さい日本人が、手の大きい欧米人向け用に作られた楽器で演奏すれば、どうしてもキーが届きにくく、疲れるでしょう。弊社ではプロの経験をすぐにフィードバックし、既に44年も前から日本人の手指に合わせたキーの形や配置を提案・開発してきました。FOXの楽器を持つことにより、長時間の演奏にも体への負担が軽減され、ストレスのない軽やかなフィンガリングをお楽しみいただけます♬
 またFOX自慢のボーカルも日本人の体格に合わせた形状を採用したり、少しの息と圧力で反応する、レスポンスの優れた材質を開発しています。ぜひ一度お試しください♪

日本人のための究極のバスーンの開発

 FOXでは日本人のための楽器を開発しています。FOXバスーンはFOXの創立者ヒューゴ・フオックスの製作した、音程の正確なロングボア(内径が細めの設計)が基本です。ただ音程が合っているだけの楽器ではなく、ハーモニー楽器としての「バスーン」という楽器を完成するための開発は常に行われています。ヨーロッパや日本のオーケストラ事情に合わせた豊かな音色・音量のショートボアの開発があります。ショートボアとは、ロングボアの楽器より音のピッチを少し高めに設定し内径を広く、長さを1インチ程短く設計した楽器です。そうすることにより、豊かな音量、音色と幅のある音程で演奏することができるようになりました。また、トーンホールも大きくしたことにより空気の流れが格段に楽になりました。もちろん音程も正確です。管自体もよく響くため音量も増え、映えるような存在感が生まれました。
 さらに、豊かな音量と柔らかな音量の両方を得るために、楽器の原材料である木材(メープル)の種類にも着目しました。そして木部を厚めに、内径を広くした太管肉厚なモデル600シリーズが完成し、世界中のプロ奏者の方々から高い評価を受けました。

さらなる高みを目指して

 近年では、奏者の技術向上により独奏楽器としての性格も求められるようになってきました。その要望にFOXはハイブリッドシステムの開発を行いお答えしています。ハイブリッドシステムとは、空気の流れが一段と速いため少しの息を入れるだけで管体自体が響き、大きく反響しやすくなりました。レスポンスも素早いので、音の移行がよりスムーズなのも特徴的です。熟練のプレイヤーには少量の息で楽に音量の調節ができます。大きく息を入れたい若手のプレイヤーには、いくら息を入れても楽器が反応してくれます。このようにハイブリッドシステムはこれまでにない画期的な設計になっており、従来のバスーンが持っている領域をはるかに超えた楽器に生まれ変わったのです。ぜひあなたも次世代のバスーンの世界をお試しください♫

徹底した品質管理

 楽器の開発はもちろんのことですが、私たちはアメリカ工場より弊社を通じて皆さまへ楽器をお届けする過程を何より大切にしています。 弊社がアメリカ工場に発注した楽器は一本ずつ丁寧に木であるメープルから選び、作られ、速達航空便で届きます。入荷すると直ちに楽器の状態を調べ、木を日本の気候に合わせるようにじっくりと日数を費やして慣らします。キー・ジョイントなども細かく調整し、さらに音程や音質・音色のチェックを厳しく行います。そして再度日本の気候に慣らし、最終的な音のチェックをしてから皆さまの元へとお届けします。弊社はこのように品質管理を徹底して行なっていますので、安心して演奏していただけます。
また、数本のうちから楽器を選びたいという皆さまには、試奏のうえ選定していただくことが可能です。
ご購入日より1年無料点検も行ないます。その他、演奏や奏法についてアドバイスも喜んでお受けいたしますので、安心してFOXをお持ちいただき楽しく演奏できるでしょう♪

TOP↑